夜のあまのじゃく
数日前、真夜中にふと思い立って文章を書き始めた。それは、どこに晒すつもりもない自分だけのためのもの。でも書いていくうちに、それは私の人生の一番大事な部分に触れていき、書き終えたらなぜか涙が溢れた。私がこの世から去った後に、もしこれを家族が見つけたら、もしかしたら少しは幸せな気持ちになってくれるのではないか、ちょっとだけそんな気がした。不思議なことに、それから数日間、私はもういつ死んでもいいような気になっているところがある。いつ病気になってもいいとも思う。それは生きる気力がなくなったというより、生きてきてやっと一つだけはっきりしたことを見つけた安心感にも近いような、そんな不思議な感覚なのである。残された時間があれば、やってみたいこともあるけど、よく言う「彼女は志半ばで云々…」そんなご挨拶は私には必要ない。時間があれば生きる。のらりくらりと。それだけです。2016,4,16 sae*kiri
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